東日本住宅株式会社のブログ

東日本住宅株式会社の公式ブログです。不動産に関する情報を発信します。よろしくお願いいたします。

★公団住宅(団地)とは(資産的にお得な物件が多いです!)

こんにちは、東日本住宅株式会社です!

以下に公団住宅とはなにか?について書いていこうと思います。

よろしくお願いいたします。

 

公団住宅とは国が計画、建築、供給した住宅です。
昔(昭和30年代)は戦後で住宅が不足しており
不足を解消するため国が供給をおこないました。

住宅の形としては、主に集合住宅(団地)と呼ばれるものが多く
同じ場所に複数の住宅(マンションなど)が集まっています。

最初は日本住宅公団という特殊法人
計画・建設などを行っていましたが、現在は都市再生機構(UR)
が管理をおこなっています。

 

f:id:tonichi2:20160907110846j:plain

 

以下に、公団住宅を購入するメリット・デメリットを書いていきます。


1.公団の物件を購入するメリット
(1)引っ越して、すぐに生活できる環境が整っている。
公団住宅は国が周辺環境も含め計画的に作っていることが多いです。
その一環として、公園・学校・商業施設などを一緒に作っています。
引っ越して生活できる環境が整えられており
特に、家族連れにはとても便利なのではないでしょうか。

 

 

 

(2)資産価値がある。
公団住宅を建てるときに、利益よりも
住むための理想論から入っており
民間のマンションなどと比べると
建物自体が全体的に余裕がある環境となっています。
具体的には、日当たりが良好で、容積率に余裕があり
緑に囲まれた環境です。
土地の割り当ても民間マンションより広いことが多く
その分資産価値が高い物件が多い傾向にあります。

 

(3)将来、建て替えが発生したとに有利。
マンションの寿命は約50年と言われています。
マンションによって多少差はありますが時間がある程度経過すれば
必ず建て替えが発生します。

民間のマンションは利益を優先して考えることが多いため
マンション自体が容積率ぎりぎりに建てられており
余裕がなく、自分の土地の持ち分がすくないため
建て替えが発生した場合、
住んでいる人に貯金がなかったら
建て替え時に発生する追加費用を払うことができず
立ち退きせざるおえない状況が発生する可能性があります。

公団住宅の場合は、前述したとおり
土地の割り当てが多く、余裕があるので
一部屋当たりの面積を若干へらして
建て替え後の団地の戸数をふやし、新しい住民を入れることにより
元々住んでいる住民にたいして、あまり負担をかけずに
建て替えを実施できる可能性が高いです。

 

(4)建物のメンテナンスがしっかりしている
公団住宅は国が整備したものなので
先々を考えた制度がしっかり整えられています。
その1つが建物を定期的に修理(大規模修繕など)
するためのお金(修繕積立金
を毎月毎月コツコツと住民から少しづつ徴収して
ためていき、定期的に修理を行っています。
そのため、建物のメンテナンスが行き届いているところが多く
築年数のわりには綺麗な物件が多く
資産的価値もそんなに落ちません。

 

古い民間のマンションの中には、修理するためのお金を全くためておらず
定期的なメンテナンスができず、建物が危険な状態になり
新しく建て替えなければならない状況になってしまい
そこに住んでいる住民は安い値段で立ち退かざるえない状況に
なってしまったところも存在します。

 

(5)交通機関がしっかりしている。
公団住宅の環境整備の1つとして
交通の整備があげられます。
大きな公団住宅には鉄道などが新規にひかれ
多摩ニュータウン光が丘団地千葉ニュータウンなど)
都心までのアクセスがしっかり確保されています。

また鉄道が直接ひかれていないところでも
団地にバスを通るようにして、バスを使って最寄り駅まで運んでくれ
通勤・通学に不便が生じないように環境が整備されています。

 


2.公団の物件を購入するデメリット
(1)エレベーターがない物件が存在する。
 昭和40年ごろまでに建設された5階建ての物件は
 エレベーターがないところが多く、
 あっても小さいものが多いです。
 4、5階などに住んでいる住民が
 タンスや冷蔵庫などの重い荷物をはこんだり
 高齢になった場合に、普段の階段の上り下りをするのは
 とても苦労するかもしれません。
 
(2)高齢化が進んでいる。
 公団住宅の団地全体にいえることですが
 入居のピークが昭和40年ぐらいで
 その当時から住んでいた人が歳を取っていき
 高齢化が進んでいるケースが見受けられます。
 
 これについてURは対応するために様々な取り組みを行っており
 高島平団地などでは、サービス付高齢者向け住宅を提供したり
 コンビニを出店して高齢者の生活支援拠点にして
 生活をサポートする体制を整えたりしています。
 

 

このように、メリット・デメリットが存在する
公団住宅ですが、特にご家族づれの方はメリットが
大きいのではないかと個人的には考えます。
これを機会に一度ご検討されてみては如何でしょうか。